都市対抗野球の審判に 「堂々とした姿見せたい」 奄美市の加長川さん

2023年06月15日

スポーツ

都市対抗野球大会に審判員として派遣される奄美市の加長川直和さん(本人提供)

社会人野球の第94回都市対抗野球大会(日本野球連盟主催)で、鹿児島県野球審判協会大島支部の審判員、加長川直和さん(36)=奄美市=が審判を務める。アマチュア野球最高峰の大会で、奄美からの審判員派遣は初。憧れの大舞台を前に加長川さんは「奄美の審判員を代表し、仲間たちに恥じないよう堂々とした姿を見せたい」と意気込んでいる。

 

加長川さんは元大島高野球部。2008年に奄美市役所へ入庁し、先輩の三原裕樹さんに誘われて審判員となった。現在キャリア11年で、1級審判員のライセンスを持つ。

 

県野球連盟、県野球審判協会、県軟式野球連盟の3団体に所属。小学生から社会人まで、年間約100試合の審判を務める。これまでに都市対抗九州地区予選大会などの審判も経験。確かな技術が評価され、九州地区連盟からの推薦で今回の派遣が決まった。

 

「一生懸命にプレーする選手たちの思いに応えられるようなジャッジを」と、試合中は「気持ちは熱く、頭は冷静に」を常に心掛けているという加長川さん。

 

「いろいろな人の支えがあって巡ってきた機会。審判員としての活動を理解し、支えてくれる家族や、共に切磋琢磨(せっさたくま)する大島支部の仲間、誘ってくれた先輩らへの感謝を忘れず、大会では堂々とした振る舞いで公正なジャッジをしたい」と話した。

 

今年の都市対抗野球は7月14日から12日間、東京ドームで開催される。